塗料としての柿渋 木材に塗る
柿渋は昔から塗料として広く利用されてきました。
木に塗ることにより柿渋の主成分である柿タンニンの強固な皮膜が出来て、
防水・防腐の効果が出てくることから、樽や桶、家の内装・外装、床下などに使用されました。
又、漆器の下塗りとしても使用されました。
これは柿渋が漆よりも取り扱いが簡単で、安価であったことが理由であったと思われます。
今でも、一部の漆器産地では下塗りに使用されています。
昨今の健康住宅ブームから、健康塗料として注目されています。
但し、外装に使用した場合にはその環境によっては耐久性に問題がありますので、
外装用としては余りお勧めしておりません。
天然塗料の柿渋塗装
@サンドぺーパーを掛ける
柿渋を塗る前にサンドペーパーを掛け素地を整えて下さい。
ペーパーは180番位の荒い物をお勧めします。
木の汚れやニス等の他の仕上げ材が付着している場合には十分に落としてから塗って下さい。
又、古材に使用する場合にも同様な処理が必要です。
A木目に沿って柿渋を塗る
柿渋は木目に沿って一定方向に塗って下さい。
刷毛は水性塗料用を使用して下さい。
刷毛は使用後直ぐ十分水洗いしてください。
又、布で刷り込むようにして塗って頂くと多少光沢感があり効果が増すようです。
B布でふき取る
柿渋を塗り終わると表面に気泡が出来たりムラがあったりしますので、その様な場合には布で軽くふき取って下さい。
その後は自然乾燥させて下さい。
直射日光に当たるとより早く発色します。
C使用量の目安
材質によって多少異なりますが、1Lで10平米を1回塗ることが出来ます。
回数を重ねることに色は濃くなりますし、時間と共にゆっくりと発色しますので、
連続して塗るよりも暫く時間をおいてから次回塗るようにして下さい。
一般的には2〜3回塗りをお勧めします。
天然塗料柿渋の塗装後の注意点
十分に乾燥固着する前に水に濡れた状態で放置しないで下さい。
十二分に固着すれば、水に溶け出すことはありません。
外装に使用する場合には環境によってはメンテナンスが必要な場合があります。
直射日光に当たってより発色しますので、恒常的に日の当たる部分と当たらない部分で色差が出る場合があります。
その他お問い合わせ下さい。
